伝えつがれる人生のしらべ
戦争や家族の病気、別れ、そして巨大地震…さまざまな苦難にあいながらも、「これまでの道のり考えれば、どんなことだって乗り越えていける」という力強いメッセージを歌い、日本中に深い感動を与えた仙台の復興住宅在住の88歳、TATSUKO 88ことたつこさんの半生を描いたラップ「俺の人生」を、2004年のスマトラ沖地震による津波で壊滅的な被害を受けたインドネシア・アチェに住む8歳の少女がアチェ語で歌う。
Cinta(チンタ。日本語で「愛」)ちゃんは2008年2月生まれ。アチェと東北とをアートで結ぶ被災地間交流プロジェクトを展開している現代アーティスト門脇篤からの提案を受け、88歳とのコラボレートに臨むことにした。アチェ語への翻訳を担当したのは彼女の父であり、音楽プロデューサーでもあるGading氏。レコーディングは、4日後にスマトラ沖地震から12年を迎える2016年12月22日、アチェ津波博物館の一室を借りて行われた。
津波のみならず、戦争という点でも、アチェ=インドネシアと日本とは浅からぬ関わりを持っている。アチェのグランドモスクの裏手にある骨董屋では、日本兵のものであろう日本刀を何本も見せられた。
折り重なるそうした歴史と、その中でたくましく生き抜いていく人々の生。それは国や言葉、宗教や時間を超えて伝えられていく普遍的なメッセージだ。

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